会長挨拶
会長 飯島 毅彦
昭和大学歯学部全身管理歯科学講座 歯科麻酔科学部門
第50回日本歯科麻酔学会学術集会を開催いたします。50回という区切りの良いこの学術集会を主催させていただくことを大変光栄に感じております。COVIDにより過去2回の学術集会はオンラインで開催されました。会長の先生方のご努力でオンラインの良さを会員の皆様も感じることができ、多くの会員が参加し、COVIDにも負けない学術集会となりました。今回は現在（令和4年1月）の時点では甘い予測かもしれませんが、対面の学会を開催する予定です。3年ぶりの会員同士の再会を楽しむことができる機会にしたいと考えております。今後の状況の変化により開催形式が変わることもあるかもしれませんが、逐次HPで情報を刷新していきます。
今回のテーマは「歯科麻酔専門医の活躍の場を広げよう」としました。令和2年に歯科麻酔専門医が日本歯科専門医機構に認証第1号として認定され、機構専門医として学会認定だけではない、第3者機関が認める専門医となりました。しかし、いまだ専門医の活躍の場は限られており、麻酔を必要とする歯科患者に歯科麻酔の専門性を活かした歯科医療を十分には提供できておりません。本学術集会では専門医の活躍の場を広げる「1.5次歯科医療機関」に関する講演、「病院歯科における歯科麻酔」というシンポジウムを企画し、これからの歯科麻酔の方向性を探っていきます。また、会員の皆様が参加できる企画も用意しました。歯科麻酔に特有の判断を求められる麻酔法の選択について「全麻か鎮静か」の公募のデベートを行います。また、「私の考える歯科小手術の麻酔」という歯科麻酔に特化したよりよい麻酔法についての公募のコンテストも行います。また、専門医機構の認定講習、学会認定講習、委員会企画等さまざまな企画を用意しております。
会場は東京の南に位置します品川区の旗の台です。東急池上線と大井町線が乗り入れており、東京、横浜へ約30分でアクセスできます。是非、会場に足をお運びいただけますようお願い申し上げます。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。