第42回日本小児腎不全学会学術集会

会長挨拶

第42回日本小児腎不全学会学術集会
会長 野島 道生
兵庫医科大学 泌尿器科臨床教授
腎移植センター長

 この度、第42回日本小児腎不全学会学術集会を、2020年12月3日(木曜日)~4日(金曜日)の2日間にわたり開催させていただく兵庫医科大学泌尿器科・腎移植センターの野島でございます。歴史ある本会を担当させていただけることを、大変、光栄に存じますとともに、会員の皆様に篤く、お礼申し上げます。長い歴史を持つ本学会が大阪市で開催されるのは1979年に第1回小児腎不全研究会の準備委員会として開催されて以来41年ぶりのこととなります。実りある学会になりますように教室員一丸となって準備を進めているところです。

 本会のテーマを「支える力と抱き上げる心 −小児腎不全医療 分野を超えた連携−」とさせていただきました。生まれついて、あるいは幼くして腎不全という重荷を背負った子供たちを小児科医と泌尿器科医・外科医が支え、移植医が腎移植という治療で抱き上げ、患児らが成長して人生を歩いて行けるようにする概念を表現したいと考えました。そして副題の「分野を超えた連携」は、よりよい小児腎不全医療のために専門分野が異なる医師およびさまざまな職種が連携するという本学会の特筆すべき点をより進化させる契機となることを希望して加えました。主要プログラムとして基調講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップを予定しております。この学会が今後の小児腎不全医療の発展に貢献するために多くのスタッフの方とともに是非ともご参加いただき、活発なご討議をお願いしたいと存じます。

 本学会はこれまで全国の風光明媚でおいしい料理や温泉に恵まれた場所での開催が多かったですが、国際都市に変化しつつあるとはいえ関西弁の喧騒が渦巻く大阪に皆様をお迎えするにあたり、会場を大阪市中央公会堂にいたしました。ここは皆様が持たれている大阪の印象と少し異なる雰囲気かもしれませんが、大阪が持つ多彩な顔のひとつでもあります。大阪駅から地下鉄で一駅のところにあり、川に挟まれた中之島公園の中にあります。中之島は桃山時代から大阪の中枢として栄えた場所で、公会堂は赤レンガの東京駅と同じく明治の名建築家である辰野金吾の作品として知られています。今年で完成102年を迎え、国の重要文化財に指定されています。外観はレンガを用いたネオルネッサンス様式で、学会に使用する各会場もそれぞれ意匠が異なり、美しい内装を楽しんでいただけると思います。
会期が12月初頭となり、参加者の皆様には寒さが増す中でお越しいただくのは恐縮でございますが、この時期には毎年イルミネーションが会場周辺を彩っており、夜はライトアップされた公会堂とイルミネーションを楽しんでいただけると思います。

 今般、新型コロナウイルスの世界的感染により世界中の学会が延期または中止となっており皆様におかれましても大変なご苦労が続いていることとお察しいたします。先行きが不透明な状況ではありますが、情勢に応じて適切な対応と準備を行うよう最善の努力をしてまいりますので、ご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝をお祈りするとともに、新型コロナウイルス感染症問題が1日でも早く収束しますことを切に願っております。

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