第38回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会

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会長挨拶

第38回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会
会長 中川 健
東京歯科大学市川総合病院 泌尿器科 教授

第38回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会
会長 中川 健
東京歯科大学市川総合病院 泌尿器科 教授

 第38回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会を2024年11月28日(木)~30日(土)の3日間、幕張メッセ国際会議場で開催させていただきます。泌尿器科領域の近代低侵襲治療を網羅し、発展を担ってきた学会であり、日本泌尿器科学会のサブスぺシャリティ学会として最大の会員数5000名の学会総会を主催させていただくことは、大変光栄であり、また、皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
 福沢諭吉の教育の中で、自由・平等の精神とともに『実学』という教えがあります。日用の中にある学問との意味で、本学会はまさにそれにあたります。私自身の母校での学びに加え、我々の母体である東京歯科大学は学祖2人が福沢諭吉の頃の慶應義塾で学び、日本最古の歯科大学を創設し、まさに実学を体現したものと考えます。そこで本学術総会のテーマを『エンドウロロジー・ロボティクスの実学』とさせていただきました。技術のみ、机上のみの観点ではなく、外科治療のアートとテクノロジーがロジックをもって未来へと発展していくという本学会の実学に対する私自身の理解から、サブタイトルに「Art・Technology・Logic」とつけさせていただきました。病に苦しむ方々のためにも、皆様と本領域のさらなる発展を目指す学術集会となるよう努めさせていただきます。
 特別講演は本学会の実学に役立つ内容として4人の講師にお願いさせていただきました。プロゴルファーの横田真一氏には「ここ一番に勝つ秘訣」として、シード落ちからトーナメント2勝目をあげ、医学修士の取得にも至る一流の自律神経コントロール法をお話しいただきます。ここ一番の手術で、我々にも大いに役立つものと思います。慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科、慶應義塾福澤研究センターの山内慶太先生には福沢諭吉の教育論についての講演をお願いしました。福沢諭吉先生の考え方を改めて見直した時、本学会での教育や発展にきわめて有効であると認識しました。皆様の参考になるものと確信しております。藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学の宇山一郎先生は本邦外科における領域の第一人者であり、学問のみならず実際の手術にも卓越した技術で感服いたします。外科領域からの視点は泌尿器科医の新たな気づきにつながるものと思います。メディカロイド取締役SEOの北辻博明氏には母体の一つである重工業のお話しをお願いしました。医工連携の新たな展開への基礎知識としてきわめて有用と考えます。また、シンポジウムの基調講演として、Henry Ford Macomb HospitalのRyan J Nelson先生にロボットのSingle port surgeryの豊富な経験からのお話しをお願いしました。本邦でのこれからの展開に参考にしていただけるものと思います。他プログラムは、シンポジウム12、ワークショップ13、公募演題533となりました。演題をいただいた先生に感謝申し上げるとともに、総会での白熱した議論から領域の発展につなげていただきたくお願い申し上げます。
 千葉県・幕張周辺ではディズニーリゾートなどのテーマパークや自然豊かな行楽地での観光も楽しんでいただけるものと思います。

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